民放５局の最近の５０番組を無料試聴「ティーバー」の使い方（スマホの場合）

ティーバーの使い方を説明するざます。

※画像出典はティーバーＨＰ、テレビ東京「チャージ730！」、テレビ東京「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ！」

① googleやyahoo!で「ティーバー」を検索。表示されている番組を選び再生ボタンを押す。

②放送局のアプリを導入する画面に異動するので「入手」を押し、暗証番号入力か指紋認証を行う。

③テレビ局のアプリが開くと、先ほど希望した番組の画面になっているのでもう一度再生ボタンを押す。

④番組開始前に１５秒のＣＭ（現在は番組宣伝）が２回流れる。

⑤番組が始まる（ときどきＣＭとして番組宣伝が流れる）

以上のように非常に簡単ざます。もし指紋認証のスマホなら１度もキー入力はなしでタップのみで番組が開始するざます。

民放５局の無料試聴「ティーバー」の狙い

民放５局の最近の５０番組を無料試聴できる「ティーバー」狙いは以下の通りざます。

狙い１　ユーチューブやネットに奪われた視聴者の奪還

出典：HikakinTV

テレビ局は若い視聴者をユーチューブ、ゲームアプリ、ＳＮＳに奪われ続けてきたざます。好きな場所で好きな時間に見ることができるスマホのコンテンツに対し、テレビは決まった場所でしか見られないざます。しかも３０分から１時間もテレビの前に拘束される番組ばかり。若い層はスマホのコンテンツに流れ、テレビは手を動かせない食事中に見るほか何となく流しておくようなものとなっていたざます。

「ティーバー」は放送後１週間以内ならいつでもどこでも番組が見られるざます。３０分から１時間を要するという欠点はありますが、つまみ食いもできるざます。そしてこの条件なら低品質の動画も多いユーチューブに十分対抗で可能。「ティーバー」はゲームやＳＮＳ、特にユーチューブへの対抗策ざます。

※「ティーバー」のネーミングは「ユーチューバー」へ対抗することをはっきり示しているざます。

狙い２　著作権違反動画の撲滅

現在ドラマなどを見逃した視聴者は検索して違法にアップロードされた動画を見ることもあるざます。各テレビ局は見つけ次第著作権法違反としてユーチューブなどに削除を要求していたざます。しかし海外のサイトもありイタチごっこだったのが現状。それらに対抗し「フジテレビオンデマンド」のように見逃し用の公式サイトも作られましたが、存在を知らない視聴者も多く各テレビ局により対応がまちまちと大変不便だったざます。

今回民放５局がまとまり、ほとんど画面クリックだけで５０番組の放送を見ることができるようになったのは画期的で、違法動画を見る視聴者は激減すると思われるざます。するとこれまで違法動画の制作者が手にしていた広告掲示などによる収益がテレビ局側に移り、出演者やスタッフなどに適正に配分される仕組みとなるざます。

狙い３　テレビへの視聴者の誘導

ティーバーの再生画面では現在は各局の他の番組の宣伝が流れるざます。

また番組を選ぶ画面では他局の番組を目にすることになり、興味を持つ人もいるはずざます。

テレビ局が好調であったころには別の局同士がタッグを無むのは想像できなかった事態ですが、最近のテレビの凋落の前ではそれどころでないということざます。王者だったフジテレビが低視聴率を連発し、テレビをほとんど見ない人が激増。例えば近年は一人暮らしを始める大学生でテレビを置かない人が増えたという調査もあるざます。

エンターテインメントのプロであるテレビによる「ティーバー」という強力な武器による反撃に、素人集団であるユーチューバーはどう対抗するのかがポイントざます。

（ママ）