フジテレビ　２０１１年に不振が始まる

フジテレビの歴史は以下の通りざます。

詳細　→フジテレビ 視聴率低迷でオワコンの危機〜５４歳・終わりまでの歴史〜

０歳（１９５７年）…　フジテレビ後発組として誕生

〜２３歳（〜１９８０年）…　下積み期（アニメで高評価を得るも視聴率は低迷）

２４歳〜５３歳（〜２０１０年）…　好調期（楽しくなければテレビじゃない路線で高視聴率を連発）

５４歳〜（２０１１年）…　不調期（日本テレビ、次いでテレビ朝日にも抜かれる）

フジテレビ不振の原因と理由を考えるざます。

フジテレビ不振の原因・理由　ファブリーズも効果なし「消せないバブル臭」

フジテレビが開局後２３年間続いた不振を脱したのは１９８１年。日本は安定成長期といわれ景気がよくバブル景気が始まる直前の時期だったざます。具体的に言うと、男子大学生はクルマを持っていなければモテないとされ、雑誌ではクルマの特集が花盛り。大人も３０歳を過ぎればコンパクトカーでは恥ずかしいという時代だったざます。

この時代は多くの人々が終身雇用。とにかく会社に行っていれば良く、３０歳なら３０万、４０歳なら４０万と年齢分の月収が当たり前。ボーナスも３か月分程度は当たり前だったざます。人々は仕事は忙しかったものの、その分仕事が終われば何も考えずお金を使い、自宅ではテレビを見て大笑いしていた時代ざます。こういう余裕がある時代にフジテレビは標準を合わせ、華やかなセットに多数の有名芸能人を揃え、番組開始から終わりまで笑いの絶えない軽く明るい番組作りを進めたざます。

この時代に合ったフジテレビの番組イメージは、低予算の地味な番組を圧倒。バラエティ番組、トレンディドラマを２つの車輪とし、フジテレビは圧倒的な視聴率を上げ続けたざます。

時はたち２０１１年。世はとっくに深刻な不景気となり安さを武器にマクドナルド、サイゼリヤ、ユニクロが人気に。人々は新聞を取らなくなり各家庭に必ず届いたテレビ欄がない家庭も増えたざます。さらにスマートフォンが普及し各々がブログ、ゲーム、LINEなど好みに応じたコンテンツを楽しむ時代に。こうなるとテレビ番組選びは、適当につけた一瞬の画面が勝負ざます。

質素でシンプルな落ち着いた生き方がスタンダードとなったなか、フジテレビの画面はどぎつい原色の色使いに、派手な服を着た芸能人がたくさん。面白かろうが面白くなかろうが笑うことになっているから大笑い。この消せないバブル臭は、ほとんどの人をフジテレビでなく、テレビ朝日、日本テレビ、テレビ東京（東京地区の場合）に向かわせるざます。

ややバブル臭を自覚するママが言うのもなんざますが、この時代とミスマッチした絵を自覚なく流すフジテレビ。また安藤優子キャスターなどバブルを思い出させる人選もミスマッチ感に輪をかけているざます。

（ママ）