元少年A冤罪説は本当なのか
2016/02/18
元少年A手記「絶歌」の意味を考え、冤罪説にも触れたざます。
元少年A冤罪説は本当なのか
元少年A冤罪説とは
✔ 一元少年Aの神戸連続児童殺傷事件には冤罪説もあるざます。『絶歌』はやってもいない罪を自白したことで自ら招いた災い(=舌禍)という意味ではないかという指摘もあるざます。
✔ 冤罪説のなかで有力なのは、生前弁護士・検察官として活躍した安倍治夫氏によるもの。遺体の科学的状況から考察すると、切断に使われた凶器は「電動丸のこぎり」のようなものでなくてはならなりません。しかし少年Aの自供は「金のこぎり」。ここに矛盾が生じているざます。(「真相 神戸市小学生惨殺遺棄事件」安倍治夫監修・小林紀興編 早稲田出版)。京都大学名誉教授で現在石川県立大学学長熊谷英彦氏も遺体の科学的状況などに関して安倍治夫氏と同意見ざます(「神戸事件を読む 酒鬼薔薇は本当に少年Aなのか」熊谷英彦著 鹿砦社)。
✔ 神戸連続児童殺傷事件は証拠に乏しく、主に自白を根拠に構成された事件だと言われているざます。肝心な証拠である「金のこぎり」も、家宅捜査で自宅から発見されたはずが後日自白通り池から引き上げられたことになっているなど矛盾点があるざます。唯一無二とも言える重要な証拠である「金のこぎり」の証拠能力が不十分である以上、冤罪説が出ても仕方がない面があると感じるざます。
元少年A冤罪説の矛盾
✔ しかし元少年Aや家族が再審を求めていないのもおかしな話ざます。
✔ もっとも自然な推論は、成人した共犯者がいたが未成年の少年Aがかばったという見方。しかしもし共犯者が生きていれば、少年Aの生活をバックアップしているはずで矛盾もあるざます。
秋の夜長でもないのに推理が過ぎたざます。
(ママ)
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冤罪なのか冤罪でないのか 謎が多い事件
✔ ママありがとうございます。ママは冤罪説を知らずに以前の記事(元少年A手記「絶歌」の内容・感想と出版の是非への意見ざます)を書いたしまったため、今回はバランスをとるために冤罪説を紹介したかったとのことです。法律の専門家ではないので冤罪だ冤罪でないという主張は差し控えますが、謎が多い事件という印象を受けました。
✔ 警察官は凶悪事件があれば100%解決しなければならない。このようなプレッシャーと日々戦っています。しかしそのこだわりが強すぎると冤罪につながってしまいます。
✔ 今回ママがこの記事を書いたのは、匿名の短いコメントがきっかけでした。
「もちろん少年Aの罪は冤罪ではありません」???
いや、これ以上怪しい事件などそうそうないだろうに
冤罪と言うのはおぞましい思惑とこういう無知な思い込みが生むのだろう
今後も「無知な思い込み」に陥らないよう記事を編集していきたいと考えています。
(貿易会社広報部)