*

セカオワ深瀬 ギター批判発言を検証

   


セカオワ深瀬のギター批判発言について検証するざます。

写真
出典:ママが初出演したドラえもん1巻ざます
※スネちゃまは現在大学生ざます。

セカオワ深瀬 ギター批判発言を検証

セカオワ深瀬のギター批判発言は本当か

セカオワを「残念、痛い、中2病」と批判し忌み嫌うアンチの正体

上の記事にコメントを頂いたざます。

もえろ より:
2015年6月28日 8:35 PM (編集)
彼が言った「今時ギター弾きながら歌っているの?」という発言。これはまちがいですよ。ほんとうにはなしたのかどうかしらべてください。

少し古い話題ですが調べてみたざます。

まず発言内容は以下の通り。

Fukase:そうですね。結構、外界に触れないでここまで来たから。他のバンドを見てると、「今時、まだギター使ってんの?」とか思うし、「まだギター・ロックやってるんだ?」って思うし。自分たちはそれとは全然違う方向性だから、何とも思わないけど……でも、俺は寂しがり屋だから、自分の音楽がずっと残っていったらいいなと思う。イギリスのロックを真似してるような音楽をやってたら、長い間残ってくれないだろうなと思うから。

出典:SEKAI NO OWARIニューシングル「炎と森のカーニバル」インタビュー

バンドは通常、ドラム(主にリズム)、ベース(コードの根底とリズム)、ギター(コードとリズムのメリハリ)、ボーカルの編成が基本。家に例えれば、ドラムは基礎、ベースは床、ギターは壁、ボーカルは屋根のようなもので、どれも欠かせないものざます。

一方でセカオワはギターを使用しない訳ではないざますが、ドラムもベースも専属がおらずギターロックとは大きく方向性が異なるざます。

セカオワが独自のバンド編成にこだわる理由

セカオワが独自のバンド編成にこだわる理由。それは明白で、世界に受け入れられる音楽を作りたいという方針ざます。セカオワが考えている「世界」というのは、アウル・シティーとのコラボレーションからも分かるように当面はアメリカ、イギリスと考えて良いざます。

セカオワが登場 アウル・シティー「トーキョー」全米アルバム発売で世界へ

深瀬も意識しているようにアメリカやイギリスではギターロックは完全な飽和状態。20世紀にすでに「U2」のような完成度のバンドが登場している時点でその路線では勝ち目がないことは明確ざます。

出典:U2VEVO(公式。ご覧になっても著作権上の問題はありません)

アメリカでは日本のオリコンに当たるのがビルボートざます。ビルボードでは週間TOP40に入るのがヒットの目安。新人なら親戚を呼んで祝うくらいだということざます。一方日本ではオリコン週間40位は失敗に近い順位。

これが何を示しているかというと、アメリカの音楽市場はレベルも、担い手の数も、ファンの質量も日本とは数十倍の違いがあるということざます。そのためデビューを目指す中高生でも、日本のプロ並みの技量のギタリストはごろごろいるということざます。

この市場に日本人がギター・ロックで殴り込むのはほぼ無理。日本の伝統文化に外国人が正面から勝負を挑むのと同じことざます(日本語はもちろん、古語による和歌などを読みこなせるはずもなく厳しい)。

ギターロックでは海外には進出できないし、日本でも埋もれてしまう。だから「今時、まだギター使ってんの?」「まだギター・ロックやってるんだ?」という発言になるざます。

ひとつ踏み込んだことを言わせて頂くなら、深瀬の歌唱力では、セカオワのバンド編成の成り立ちからでは、という点。深瀬本人も歌唱力に自信があるわけではないと思いますが、現在の歌唱力でギターロックの王道は厳しいざます。また、バンド編成も各楽器ごとに一流の人を集める方法ではなく、(音大卒のサオリは別にしても)あくまで幼なじみが集まった形。自分たちにできることを最大限にやっていくという編成であり、ギターロックで勝負をかける編成ではないざます。

このこともセカオワが独自のバンド編成、独自の演奏形態にこだわる理由かと思うざます。

セカオワ深瀬のギター批判発言は言葉足らず

「今時、まだギター使ってんの?」「まだギター・ロックやってるんだ?」の発言は言葉足らず。「日本や世界で生き残るためには、ギターロックでは競争相手が多すぎ厳しいと思う」。このように発言すれば良かったと思うざます。

一方で全く楽器が弾けない状態から音楽を勉強し、2000年にコピーバンドを始め14年間かけ、2014年に紅白に出場したこと。学歴は高校中退。何も頼るものがない、特別な技能もなかった人間が、14年間でここまで登りつめたのは評価すべきことざます。そのなかでどうやったら売れるのか、どうやったら生き残れるのかを考え続けてきたのが深瀬。

インターネット上に匿名で深瀬のギター批判発言を「みんなと違う俺ってカッケー ですね、わかります(笑)」「めっちゃキモくて笑った」などと気軽に書き込んだ人たち。

どちらを信用できるのかは、ママにとっては考えるまでもないことざます。

(ママ)

 

作曲の道具としてのギター

296b7be76dc60f5ff6cc5c900a70a13c_23816

「今時、まだギター使ってんの?」「まだギター・ロックやってるんだ?」という発言に関連して上のようなツイートもあります。ギターは本当に音の数が少ないのでしょうか?

例えば標準的なピアノ(88鍵)は88の音階を鳴らせます。一方6弦24フレットのギターであれば、異弦同音の音を差し引くと49音階となります。(参考:ギターという楽器

音の数は確かにギターの方が少ないです。そして作曲をする際には、自分の声域や得意な楽器に制約されてしまうというのは通説です。そのため、作曲の道具としてはピアノの方が無難とも言えます。その反面、作曲というのは大量の既存の楽曲を記憶している脳が、付近の環境から刺激を受けて自動生成するものです。そのため屋外は有力な作曲場所。屋外に持ち出せるギターはこの点で有利です(とはいっても目立ちすぎるので、小型のシーケンサーの方が便利)。

いずれにしても深瀬氏が、「作曲をするならば」という条件付きでこのツイートをしていることが見逃されています。

日本や海外で生き残りたいなら、(ライバルが多い)ギターロックには限界がある。

作曲をするならば、ギターに不自由さを感じた。

この2つの条件が異なる発言を混同して深瀬批判がなされています。この二つの「ギター批判発言」は結び付けて批判されましたが、あなたはそれが正しいと思いますか?

296b7be76dc60f5ff6cc5c900a70a13c_23816

さらに深瀬氏のギターは不自由というツイートと比較されたのがB’z松本氏の上のコメント。これはギターについて言及しているわけでなく、音楽全般について言及していると思われます。「限られた音階」というのは、ギターの限られた音階を意味しているとは、この写真からは読み取れません。

言葉(意見)というものは「命題」(〜は、……である)から成っています。しかしながら、無条件で発話される命題はむしろ珍しく「条件付き命題」が大半です。

深瀬氏は、「日本や世界で生き残るためには」「作曲をする場合には」という条件付きで命題を述べていますし、B’zの松本氏はギターという条件を付けずに命題を述べています。3つの発言は全く座標軸が異なっています。

 

欧米なら「エンヤ」スタイルがいいと思います

orinoco_river

南米を流れるオリノコ川 出典:http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/

スネ夫君のパパが経営する私たちの貿易会社はニューヨークにも支社があります。アメリカの音楽市場を見ていて思うのは、日本人が殴り込むなら正攻法では無理ということ。深瀬氏の考える通り、古典的なギターロックでは難しいと思います。ママの言う通り、日本人の誰がU2にかなう音楽を作ることができますか?

外国人で全米でヒットを取るには、ひとつには定期的にヒットがある民族音楽。もうひとつは意表を突く楽曲構成です。

Enya のOrinoco Flow全英で1位、全米でも24位になりました。24位というとその程度かと思うのは日本人の感覚です。アメリカではラジオを聴く習慣が日本以上にありTOP40に入った曲はそれなりに流れます。

Enya のOrinoco Flowは聴けば分かりますが、セカオワと同様ドラム、ベースの概念は弱く、ボーカルのEnyaが自分の声を重ねどりするという非常に独特の楽曲です。また歌詞も「オリノコ川を広大な流れ任せて下っています。次はトリポリ、その次はあなたのいる場所へ。今度ははるかかなたの黄海へ」など、意味が取りづらいものです。

セカオワが考えているのはこの辺のスタンスかと思います。この前提から考えれば「今時、まだギター使ってんの?」「まだギター・ロックやってるんだ?」というのは言葉足らずですし、失言に近いとは思いますが、理解できないものではありません。

(貿易会社広報部)

関連記事

セカオワ深瀬ランキング

セカオワ人気の本当の理由を考察~深瀬の過去編~ 

セカオワ 深瀬の歌詞に現れた「深すぎる精神の傷」(眠り姫、不死鳥、死の魔法の歌詞の意味)

セカオワが登場 アウル・シティー「トーキョー」全米アルバム発売で世界へ

SEKAI NO OWARI (深瀬慧)とは誰か?背後に見られる村上春樹の影   

セカオワ深瀬の精神病(発達障害ADHD)は病気ではないざます   

中卒のセカオワ深瀬が成功した理由は父親と母親の教育なのか   

 

 -セカオワ現象

  Comment

  1. 匿名 より:

    必死過ぎて笑った

  2. 貿易会社広報部 より:

    匿名様

    コメントありがとうございます。ママはセカオワファンのようですのでほっといてあげてください(笑)

  3. 匿名 より:

    この発言でギターを弾いてギターが大好きな私はかなり不愉快な気持ちにさせて頂きました。

  4. より:

    いや、ギターロックってのは本来ガレージで演奏するような素人の音楽でクソボンジョビみたいなカリフォルニアかどっかのクソみたいな産業プロ集団の音楽ではない。

    むしろ技量がないやつがコンベンショナルな演奏を出来ないぶんの埋め合わせとして(例:シューゲの轟音、パンクの高速3コード、最近R&Bのトラックなんかにあるやたらリバーブかけた単音弾き等)今までにない奏法で新しい可能性を編み出すもの。

    セカオワはあまり詳しくないがこの発言については興味深いと思う。

    いまだギターに頼りすぎる事に疑問を投げかけてるわけだし音楽、とりわけロック的なものだってそのフォーマットに固執していては進歩がない。

    この人の発想はちょっとニューウェイヴ的な態度があるように思える。

  5. 匿名 より:

    何これ超気持ち悪!!

  6. 匿名 より:

    ギターを小馬鹿にした後で“何とも思わないけど”って言うのはおかしいよね
    何とも思わないなら話題にもしないよ
    それとMIYAVIは世界で頑張ってるみたいだけど?

  Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

  • カテゴリー

  • 本日の人気記事ランキング