セカオワ さおりに絶対音感はない 騒動に見る人間心理の醜さ
2017/01/20
セカオワのさおり(キーボード)がテレビ番組で絶対音感があると宣言し、嘘ではないかと論争になったざます。
セカオワ さおりに絶対音感はない 騒動に見る人間心理の醜さ
セカオワ さおりの「絶対音感」は嘘?
セカオワのキーボードのさおりさんがテレビ番組で「絶対音感がある」と発言したざます。しかしながら、発言内容やその証明として披露した技術が非常にあいまいで嘘ではないかと批判されているざます。
絶対音感というのは、ドアのノック音、車のエンジン音、階段を上がる音といった生活音のすべてが音符として認識される能力のことざます。演奏されている音楽の音符が理解できるのは、それぞれの音を前後の音と比べているため相対音感と呼ぶざます。
番組の該当場面の要旨は下記の通りざます。
・救急車のサイレンは音符で聞こえる → 音階を音符に直せるのは相対音感にすぎない
・絶対音感には精度があり、自分は中の上(上の下)という趣旨の発言
・ニュースゼロのテーマの曲は、黒鍵を使うので苦手 → それはよく使うキーに慣れ親しんでいる相対音感であり、絶対音感ではない。
・空港の呼び出し音、笑点のテーマ → クリアしたが小学生でも可能
・JRの駅の発車音 → これはよく聞くメロディでもありクリアしたが、音大を出ていればできる人が多いのでは?
この通りとても絶対音感とは呼べない代物ざます。これでは、さおり氏が絶対音感を持っていると嘘とついたいわれても仕方がないざます。
作曲に「絶対音感」は邪魔になる
出典:公式動画
絶対音感は日常生活のすべての音が自動的に音符として認識されてしまう状態で、ちょっとした「音当てクイズ」を当てられるだけで持っていても仕方がない能力ざます。よく絶対音感があれば有利ではと思われているピアノの調律師ですら絶対音感は必要ないざます。
さおりは2015年に発売されたアルバムtreeではplayという曲の作曲を担当しているざます。
一般に作曲をする場所というのは必ずしもスタジオや屋内ばかりではないざます。曲作りというのはさあ作ろうと意識して作るものでなく、その時の環境や直近に聴いてきた曲、過去に聞いてきた曲、そのときの心境などが複雑に絡み合い自然に生まれてくるものざます。
ですから、電車に乗ると車窓の風景と線路のリズムがきっかけになって1曲できるという人もいるざますし、自転車で走りながら、散歩をしながらという人も目立つざます。もし絶対音感を持っていれば、自然のなかや街に出ての作曲はちょっと厳しくなるざます。
話が横道に逸れるざんすけど、売れても後が続かないアーチストが多いのは理由があるざます。売れていない時期はじっくり自然や街のなかで作曲できるざますけど、売れてからはスケジュール上それが厳しくなるざます。
いずれにしても、絶対音感や売れすぎて多忙になることで、自然や街と自分との間に壁ができてしまうことは、アーチストとしてマイナスざます。
さらに音楽そのものを五感でとらえるうえで、常に人口言語の一種である音符が介在することはある種のハンデにもつながるざます。実際に絶対音感のある人は音楽を聴いても歌詞が耳に入ってこないケースがあるざます。
「絶対音感」は自慢したり反論したりするような種類のものではない
上述したように絶対音感は、作曲に邪魔になり、兼ね備えていることで目に見えて音楽性の向上につながるわけでもなく、音楽アーチストにとってそれほど有利なものではないざます。「絶対」という響きに何か高尚なものと誤解している人も多いざますが、あくまで一つの音を他の音を参考にせず(相対的な関係にかかわらず)判断するということざんして、相対音感よりレベルが高いというわけではないざます。
絶対音感は音楽アーティストにとって特別な能力だと思い込んで披露したり、それに対してしゃかりきに反論したりする種類のものではないざます。
さおり氏は軽い気持ちで番組からの提案を引き受けてしまったのかもしれないざますけれど、こればかりは音楽アーティストという本職に関わる内容。セカオワでは作詞作曲は主に深瀬にお任せというスタンスのため軽く引き受けてしまったのだと思うざんすけど、こと本職に関してはあまり軽いスタンスはよろしくないと思うざんす。(ママ)
セカオワ さおりの絶対音感嘘騒動に見る人間の認識のあり方
ママの書かれている通り、さおり女史はセカオワ内で楽曲作りには濃厚にはタッチしない立場のため、今回の(中の上あるいは上の下の)絶対音感宣言はあくまで「小ネタ」程度の発言のつもりであったと思います。さおり女史は音大出身で音楽で成功されているわけですからいまさら絶対音感自慢でアイデンティティに肥しを与えるような動機はないとみてよいとみてよいと思います。今回は視聴者の側のちょっとレベルが低めのところが反応したのかもしれません。
つまり、まだそれほど世間的に認められていない人間が、自分の意識レベルをさおり女史に当てはめ「自慢話に決まっている」と捉えてしまったのではないでしょうか?人の認識は不確かなもので、人を見るときにも、否応なく自分のレベルで見てしまうものです。
もし中島みゆきがこの騒動を見たらどう思うでしょうか?おそらくさおり氏に関しては、「あまり作曲されないから絶対音感にも知識やこだわりがないようね」と思うだろうと考えます。つまりちょっと言いにくいのですが今回反応しているのは、音楽人として発展途上の方々なのではなかったでしょうか?
冷静に考えれば、絶対音感は音楽活動はおろかピアノ調律師にすら必要がない「過剰装備」です。喩えて言えば市街戦に大量破壊なんちゃらを持ち込むようなもので、そんなものを持っている人あるいは持っていると宣言している人に噛みついても意味がないのです。しかもママが書かれたように、おそらく音楽活動のためには邪魔になる部分も大いにあるはずです。
この本のプロデュースだったのかと思うタイミング
出典:楽天(画像はクリック可能です)
画像は歌手の広瀬香美さんが2014年末に発売した「絶対音感のドレミちゃん」です。広瀬香美は、最近はヒット曲が出ずディナーショーのチケットが売れず中止になってしまうなどなかなか苦労されていますが、音楽学校を開かれていることもあり本を書くことになったようです(広瀬香美について詳しくはこちらから)。
この本には絶対音感を持つ広瀬香美の体験談が書かれています。
・すべての生活音が声に聞こえひきこもりがちになったこともある。
・バスのブレーキ音がラブコールに聞こえ気になって仕方がなかった。
・香りを音に変換することができ香(こう)の道に生かすことができた。
ごらんの通りでどう考えても音楽アーティストとしてぜひ身につけたいものではないと思います。今回の絶対音感騒動によってこの本が多少注目されているようで、売れるといいですね。
(貿易会社広報部)
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Comment
サオリは嫌い
コメントありがとうございます。
サオリさんは意外と古いタイプの女性で好き嫌いは分かれるでしょう。深瀬を幸せにするのが生きがいと、交際相手でもないのに発言しています。
ちょっと珍しい価値観の持ち主ですね。
[…] 喩えて言えば市街戦に大量破壊なんちゃらを持ち込むようなもので、そんなものを持っている人あるいは持っていると宣言している人に噛みついても意味がないのです。 ・空港の呼び出し音、笑点のテーマ → クリアしたが小学生でも可能 ・JRの駅の発車音 → これはよく聞くメロディでもありクリアしたが、音大を出ていればできる人が多いのでは?絶対音感は日常生活のすべての音が自動的に音符として認識されてしまう状態で、ちょっとした「音当てクイズ」を当てられるだけで持っていても仕方がない能力ざます。 もし絶対音感を持っていれば、自然のなかや街に出ての作曲はちょっと厳しくなるざます。 さおり氏は軽い気持ちで番組からの提案を引き受けてしまったのかもしれないざますけれど、こればかりは音楽アーティストという本職に関わる内容。 [引用元] セカオワ さおりに絶対音感はない 騒動に見る人間心理の醜さ […]
[…] ➡セカオワ さおりに絶対音感はない 騒動に見る人間心理の醜さ(別サイト) […]
自分も音楽をやっているのですが、この件について思うところがあるので失礼します。
まず誤解され易いのですが、絶対音感というのは生活音全てが音符として認識できる能力というのはあまり正確な表現ではありません。どちらかというとある音を聞いた時にその音が何Hzか(ドレミでいうと何に当たるか)が分かる能力です。
つまり、後ろ向きの状態でピアノの鍵盤を適当に一つ押し、それが何の音か言い当てられるのも絶対音感のうちに入ります。相対音感の場合は最初に基準になる音を教えてもらわなくては、その音を当てる事ができません。
そして、絶対音感にも精度があるというのは、生活音には様々な音が混ざっている事が関係しています。一般的に生活音はドレミのように綺麗な波形をしておらず複雑な形をしているため、何の音かと断定する事ができません。しかし中には、その複雑な波形の中からどの周波数の要素が強いかを聞き取りドレミに変換できる人もいます。精度というのはどこまで複雑な波形からドレミの要素を聞き取れるか、ということなのです。ちなみに自分も絶対音感を持っていて、コップを叩いた音やブレーキ音等なら音を聞き取れますが、足音やエンジン音はドレミに直せません。
そしてさおりさんが黒鍵が多くて弾けないと言ったのは、絶対音感の持ち主である証拠です。もし相対音感の持ち主であるならば、引き易い調に頭の中で勝手に置き換えて弾く事ができたはずです。
そういう意味では、番組スタッフもあまり絶対音感の意味を正確に理解していなかったのでしょう、絶対音感がある事を証明するにはあまりにも不親切な企画だったと思います。
何というか、こういう誤解が発生するのは、上にも書いてありましたが絶対という響きがもたらす万能感のせいなのでしょうね。
因みに、絶対音感は楽器をやっていれば少しならば手に入りますし、よほど極端でない限り日常生活や作曲に悪影響は無いと思います。
匿名様
貴重なコメントありがとうございます。絶対音感に関して不正確な記述とならないよう、ご意見を参考に今後記事は改訂をしていきます。
もう指摘されてますが、この記事自体の絶対音感と相対音感の説明が間違いだらけです。
全体を通して、絶対音感と相対音感を理解してる人が読めばまったくでたらめな記事になってるので、記事を改定というより削除した方がいいように思います。
そんなに絶対的認知が必要なら。aiを受け入れるべきです。
個性って、欲望ですよね。
人から感謝されたい。
人から好かれたい。って感情も欲望だと思います。