セカオワ人気の本当の理由を考察~深瀬の過去編~
2015/12/10
2年連続紅白出場を決めセカオワの人気が定着。その原動力がボーカルの深瀬。この記事では深瀬の過去に迫るざます。
「ざます」のご紹介
▼ママは自宅(練馬区)でワイドショーや女性誌などを見て文章を書いています。
▼記事はパパの貿易会社(東京、パリ、NYなど)に送られ広報部スタッフがブログ化しています。なお広報部スタッフが担当している記事もあります。
セカオワ人気の本当の理由を考察~深瀬の過去編~
セカオワはなぜ人気?理由を考える
セカオワがなぜ人気なのか理由がわからないという人が多いざます。人気の原動力となる深瀬の過去をたどるざます。
(注)セカオワは4人組のバンド。ボーカルの深瀬(30歳)ついでキーボードのさおり(Saori)に人気がある。
✔ 深瀬は1985年大田区生まれ。幼稚園から小学校まではガキ大将や先輩に目をつけられる。小3頃から授業が全く分かなくなり成績は急降下。
✔ 中学で不良に目をつけられ孤立。体育含めほぼオール1の帰宅部。中3で登校拒否。
✔ 偏差値の低い高校に行くが自分も生き甲斐も見つからず1年で中退。
✔ アメリカに留学するが、2週間で倒れ救急車で病院へ。帰国後、精神病と診断。
✔ しばらく引きこもったあと予備校へ。暗記した知識や予備校の場所すら頭に入らず挫折。
✔ 追い込まれ「世界の終わり」を感じ音楽で再起を志す。幼なじみのメンバーと、借金で作った住居兼ライブハウスで共同生活をし下積みを続ける。
✔ 2014年にCDのセールスが伸び紅白に選出され大ブレイク。
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2015年になってもセカオワの人気は急上昇しているざます。
人気の大きな理由は深瀬の過去への共感
セカオワの人気の大きな理由の一つが、誰もがつまずくことの多くを深瀬が経験していることへの共感ざます。
✔ 普通に過ごしているだけなのに、目をつけられプレッシャーを受ける。
✔ 授業が分からない。通っている学校の偏差値が低い。スポーツも苦手。
✔ 自分に何ができるのかわからず、目標も進路も決まらない。
✔ 何かにチャレンジするも挫折してしまった。
✔ 引きこもったことがある。病気を持っている。
このような誰しもがつまずく点を深瀬は経験しているざます。ピアノも楽器も習っておらず、音楽に関しても決して得意だったわけではないざます。全くゼロの状態からコードを覚え一つずつ積み重ね、音楽を覚えていき10年かけて成功をつかんだざます。
仲間と離れ、就職しても「社蓄」の生活
1990年頃までは、大学を出て企業に就職すれば、休みが少なくキツい代わりに、給与はしっかりと支払われいてたざます。20歳なら月給20万程度、30歳なら30万程度、40歳なら40万程度……。いまはどうでしょうか?
✔ 高校進学、大学進学、就職活動と3、4年刻みで無理やり仲間と引き離され「点数」や「面接」で行き先を決められる。
✔ 就職できず、行き先が決まらない人もいる。運よく就職できてもブラック企業に当たれば、自殺者が出るほど厳しい企業もある。
✔ 仮に良心的な会社に就職できても、それほど高い給与を手にできないケースが増えている。
朝は6時や7時に起き、通勤ラッシュ。会社に着いたらせかせかと仕事をし、上司の指示には服従。昼休みは短く、夜は食事もせずに遅くまで残業。このような生き方に若い層はみな漠然とした「受け入れたくない感」を持っているざます。
しっかりとした給与や将来が保証されないのに……
✔ なぜ働くために大量の勉強しコミュ力をつけなくてはいけないの?
✔ なぜ大人になると仕事に1日のすべてを奪われなくてはいけないの?
✔ なぜ給与が上がっていく保証もないのに、友達と遊ぶ時間を奪われ「社蓄」にならなくてはいけないの?
こういったことが若い層の漠然とした不安や不満として渦巻いているざます。上の世代は、誰でも成功できる好景気の時期の実績を背景に威張り、老後は若い層からたんまりと年金を頂く算段ざます。
セカオワの深瀬の生き方は若い層の不安や不満への一つの答えとなっている
これに対してセカオワは、
✔ 勉強もできずコミュ力がなくてもチャンスをつかんだ
✔ 好きなこと、やりがいがあることを仕事にしている
✔ 小学生時代からの仲間を大切にし、自分の納得いく仕事をしている
このように、若い層の漠然とした不安や不満に回答を提示している面があるざます。
強要される「コミュ力」とセカオワ
出典:楽天(画像はクリック対応)
現在、中学、高校、大学では「コミュニケーション力」をつけることが社会で生きていく力として半ば「強要」されているざます。セカオワの深瀬はいじめられただけでなく精神病歴まであるのに何とか生き続けられたことで若い層に希望を与えている面があるざます。
下積みのころのセカオワは4人で共同生活をし、通勤ラッシュや長く時間を拘束されることなく、お金はないもののある程度自由に時間を使い夢を追求することができていたざます。気が合う同世代で組んで仕事をしているため、理不尽な周囲からのプレッシャーはなく、幼なじみと夜明けまで語り続けるような時間を持つことができていたざます。
セカオワのあり方は、いまの若い層の不満と不安に不思議と呼応している面があるざます。
(ママ)
企業人としては耳が痛い話でした……
ママの書かれていることは企業人としては耳が痛いことばかりです。
しっかりとした強み(ほかの企業では提供できない独占業務)を持っている優良企業も数多く存在多します。すべての企業が「ブラック企業」というわけではありません。しかしママが書かれているように、20世紀には多数あった「ホワイト企業」が激減したのは事実。高い学歴、高いコミュニケーション力、早い段階での目標設定と努力があってようやく大手のホワイト企業への就職競争に参加できるという状態です。
ママの書かれているとおりの企業が数で言えば多くなっていることは否定できませんし、「すき家」「ワタミ」などブラック企業といわれる企業にネット上で批判が噴出したのも、若い層が大きな不満を持っているからでしょう。
インターネットと語学力でチャンスが広がる
若い層から見ると未来は暗雲に包まれているようにも見えるかもしれません。しかしながらネットの発達により、たった1億人の日本人でなく60億人を超える世界の人々を相手にできるところが、これからの世代に与えられた特権です。
決して夢も希望もない世の中ではないのであきらめずに頑張ってほしいです。そしてネット時代に世界規模で夢を実現するための重要な道具が「語学力」。セカオワはその点に対する答えも準備しています。メンバー全員が英語を話せるのです。
(貿易会社広報部スタッフ)
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[…] なお、松たか子や木村敏の、自己意識は相対的に常に変化しているという説が正しいとすると、「自分探し」「(生まれ持った)個性を生かした仕事をしたい」といった若者が囚われがちな発想が全て誤りであることになり、多くの人と交わり努力するしかないという結論が導き出されます。一時期、特にSMAPの「世界に一つだけの花」がヒットした際に、努力をしない若者は個性という幻想に呪縛されているのではないかという分析が流行りました。もし若い層が今置かれている状況にご関心があればセカオワ人気の本当の理由を考察をご覧いただけるとよいかと思います。 […]
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