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川内原発再稼働はなぜ?〜新聞各紙とネット報道の賛成・反対〜

   

鹿児島県の川内(せんだい)原発が8月14日に再稼働したざます。福島の事故以来初めてのことざます。

写真
出典:ママが初出演したドラえもん1巻ざます


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川内原発再稼働はなぜ?〜新聞各紙とネット報道の賛成・反対〜

 

川内原発再稼働 新聞各紙とネット報道の賛成・反対を比較

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朝日新聞:「リスク抱え原発回帰」「川内再稼働 新基準で初」

読売新聞:「川内原発 14日発電」「再稼働、臨界に到達」

毎日新聞:「再稼働 見切り発車」「火山対応後回し

東京新聞:「『反対多数』世論の中」「川内 新基準で再稼働」

朝日新聞デジタル:「再稼働を問う 教訓どこへ」「長期避難今も想定外 福島の現実反映せず

読売オンライン:「川内原発で発送電始まる」「今月下旬に出力100%」

毎日新聞(WEB):「鹿児島・川内原発再稼働」「原発運転停止を 北区で市民団体が署名活動」

※新聞各社は再稼働前日13日の朝刊1面トップ、速報性の高いインターネットのニュースサイトは再稼働14日当日、最も早く配信された記事の見出し。東京新聞(TOKYO Web)は配信なし。

新聞社では読売新聞社以外が「リスク」「見切り発車」など反対とも読み取れる否定的な見出しをつけたざます。目立つのは毎日新聞。主見出し、副見出しとも「見切り発車」「(火山対応)後回し」と否定的な見出しをつけ、社としての反対をはっきり打ち出したざます。

ネットの記事は14日、最も早く配信された記事ですから単純に社の見解とは言えないざます。それでも朝日新聞デジタルが全面的に懸念を表明する記事を朝いちに配信したのに対し、読売オンラインは全く懸念を示さなかったざます。

読売新聞は、1969年に死去した正力松太郎氏元社主(日本テレビ、巨人軍を創設)が原子力の平和利用を唱えて総選挙に立候補して当選。原発の推進は米国の意向もあったとされ、また正力氏の国内に電波網を引く野望に関係があったとも言われているざます。ここに太いお金の流れがあったざます。

正力氏は「原子力の父」と呼ばれた人物ざますから、再稼働賛成は当然。読売新聞は福島の原発事故の1か月後に早くも原発推進堅持の方針を社内で確認し合っている新聞社ざます。

(ママ)

 

川内原発再稼働はなぜ?

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ママ有難うございます。福島原発の事故以来停まっていた日本の原発。

今年は記録的な猛暑のなか冷房がフル稼働したのに電力不足は起きませんでした。はっきりしたことは日本はもはや原発なしでもやっていけるということです。原発が推進された時代と比べ、世界的な天然ガスの開発、太陽光発電の普及、景気の停滞、省エネ家電の普及など状況は変化しています。もはや原発がなくては困る状況ではなくなっています。

それなのになぜ川内原発を再稼働させるのでしょうか?難しい言葉や数値を駆使した議論でないと信憑性がないのかもしれませんが、シンプルかつ本質を突いてしまえばお金の問題です。

原発は非常に安価な発電手段です。しかし後世に放射性物質の保管や管理を委ねることや、事故のリスクという隠れた帳簿外のマイナスがあるからこそ実現している安価。実際に東京電力は福島第一原発事故の補償を地力で行っていればすでに倒産しているでしょう(国税で約1200億円を肩代わりの見込み)。所詮エネルギーを産むには一定のコストはかかるもので、原発が安価だと言っても帳尻合わせに過ぎません。

しかし表向きの帳簿上は安価なことは確か。そして(1)九州電力はほかの電力会社に比べ経営状態が厳しく、原発再稼働に頼らざるを得ない状況です。さらに(2)地元の産業も原発頼みが顕著です。

シンプルかつ本質的に言ってお金の問題として川内原発がまず再稼働したと言えるでしょう。電力の安定供給や、本来重視されるべき安全の観点は副次的なものに過ぎません。

東京電力新潟支社は原発内に作れなかった

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出典:柏崎市原子力情報HP

ジャンボジェット機が絶対に安全とは言えないように、原発はどれほど科学技術の粋を集めてもやはり危険はあります。よく言われるのが東京に原発を立地できないということ。地元の賛同を得られないという点もありますが、やはり事故の際の人的、経済的損失が大きすぎるからでしょう。

新潟県の日本海岸に柏崎刈羽原発が存在します。新潟県知事は本当に安全というのなら柏崎刈羽原発内に支社を作りなさいと主張したことがあると記憶しています。支社が原発内にできることでより真剣な安全対策がなされるという計算もあったと思います。2015年に東京電力は新潟支社を作りましたが、結局新潟市中央区でした。新潟市内から柏崎間では電車や高速バスで1時間〜1時間半かかります。新潟市中央区は柏崎刈羽原発から50キロ圏の少し外側。柏崎刈羽原発の再稼働を働きかけるために地元に作ったとも言えるし、何かあれば逃げ出すこともできる微妙な距離。この微妙な距離感が電力会社の原発への本音かもしれません。

ちなみに福島第一原子力発電所事故の被害が大きかったのは40km圏内でした。私の正直な感想はずるいなあ、というものです。

付録 川内原発再稼働の具体的な賛否の論点

細かい論点を追求しすぎれば本質が見えなくなるものです。しかしながら読者の便宜を図り賛成・反対の主な論点を最後に掲載いたします。

この記事としては、(1)原発産業は収益率が高く国際的な推進派が存在(2)九州電力は財政難(3)薩摩川内市や周辺も財政難、というお金の問題に絞って書かせていただきました。

賛成理由

1 原子力規制委による、福島事故後の厳しい「新規制基準」に合格している
2 再稼働は経済効果を期待する地元の賛同を得ている
3 九州の電力供給能力を安定化し経済成長を促進できる
4 原発依存度が高い九州電力の経営不振を回避できる

反対理由

1 新規制基準を満たしたとしても、原発は安全といえる保証はない
2 海沿いかつ山間の地形であり住民の避難経路が十分に確保できない
3 阿蘇などの火山爆発により、道路や原発の取水が寸断される危険性
4 地元では反対や不安の声もある

(貿易会社広報部)


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