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素人イケメンのはじめしゃちょーにプロの吉本興業が勝てない本当の理由

      2015/06/16


素人中心のユーチューバー業界にお笑いの吉本興業が参戦してきたざますが返り討ちにあっているざます。

はじめしゃちょーのユーチューバー動画に吉本興業が勝てない理由

写真

出典:ママが初出演したドラえもん1巻ざます

素人イケメンのはじめしゃちょーにプロの吉本興業が勝てない本当の理由

 

ヒカキンやはじめしゃちょーなどユーチューバーの動画は、「やってみた」「商品紹介」などが目立ちレベルが低いと評価されていたざます。この状況では吉本興業のお笑い芸人などプロが参入したら厳しいのではないかと思っていたざますが、実際は吉本興業が返り討ちにあっているざます。

ユーチューブは吉本興業が攻めやすい領域

ユーチューバーの年収は全国トップでも数千万円程度。生活をしていくためには登録数で50位くらいにいなければ厳しいざます。

関連記事➡稼げない底辺ユーチューバーの将来は悲惨なニートざます

一方、芸能界ではトップクラスのタレントは年収は億単位。本人だけではなくマネージャー、事務所スタッフ、同事務所の売れていない芸能人など多くの人を支えていくにはこのくらいは必要ざます。最低限自分自身が食べていける収入を得ている人が50人程度ということはあり得ず、ユーチューバーよりもずっと大きな市場ざます。

芸能界がクジラなら、ユーチューバー業界はシシャモと言ってもいいくらいざます。

そのため大手の芸能事務所はユーチューブに関しては完全に様子見を決め込んでいましたが、最近は吉本興業が参戦してきているざます。吉本興業は所属タレントが多く、平均すれば給与も少なめのためユーチューブ業界がちょうどよいということだと思うざます。

超大物タレントだったキングコングがユーチューバーに 結果は?

吉本興業のキングコング(西野亮廣、梶原雄太)は、10代の吉本興業のスクール在学中に「NHK上方漫才コンテスト最優秀賞」を獲得する快挙を成し遂げているざます。その後はゴールデンタイムの「はねるのトびら」などテレビを中心に大活躍したざます。現在人気はかつてほどでなく、2015年4月以降はレギュラー番組を持たなくなりましたが、知名度は健在ざます。

そのキングコングが2013年から「毎日キングコング」という、ヒカキンTVを意識したようなチャンネルでユーチューブに動画をアップしているざます。しかしその結果は知名度から考えれば明らかに不振で、登録者数は1万5千人ほど。動画再生数も毎回1000~2000程度にとどまっているざます。

同じ吉本興業の「子供いるのに売れてない芸人」と紹介されたこともあるガリットチュウの福島善成も毎日動画をアップしているざますけど、登録者は1万9千人ほど、動画再生数は良くて5000程度。どっちもどっちという状況ざます。

ちなみにはじめしゃちょーの登録者数は約140万人。毎回の動画再生数は50万~100万程度。はじめしゃちょーでは分が悪いというなら、シバターは登録者数約23万人。各動画再生数は5万~10万回程度ざます。

まとめ 動画ごとの再生回数/登録者数

・(芸能人)キングコング 1000~2000回/1万5千人
・(芸能人)ガリットチュウ 5000回程度/1万9千人
・(ユーチューバー)はじめしゃちょー 50万~100万/約140万人
・(ユーチューバー)シバター 5万~10万回/約23万人

なぜプロの芸能人が10倍以上の大差で負けたのか

なぜプロの芸能人が10倍以上の大差で負けたのか?

「毎日キングコング」の動画をいくつか見てみれば一目瞭然ざます。ペースがゆるい。これに尽きるざます。

早送りスイッチがないテレビに対し、動画は少しでも「ゆるい」と感じれば視聴者は早送りしてしまうざます。また、毎回早送りするような動画がアップされていれば段々見なくなってしまうざます。

力まずに適当に撮っているようなイメージもあるはじめしゃちょーの動画は、よく見返すと早送りをしようというタイミングがほとんどないざます。例えば「泡ぶろのもとを100個入れてみよう」といった動画では、泡ぶろのもとを開封して浴槽に入れていきますが、視聴者が飽きる頃猛烈な早送りが始まるざます。また途中で手で開けるのをやめはさみを使用するざますが、その説明は1秒ほど。もしキングコングの動画なら「ここははさみ使おうか?」「そやな」といった会話を含め10秒はかかったはずざます。

なぜプロの芸能人が10倍以上の大差で負けたのか?

プロの芸能人は早送りできないテレビの特性に慣れすぎ、各自がスマホで見るためいつでも早送りされるユーチューブの特性を理解していないと言えるざます。

(追記)はじめしゃちょーの最新のヒット動画「100輪車作ってみた One hundred‐wheeled vehicle」では100人の視聴者を動員して1輪車を100個つなげてはしらせるざますが、壮大な手間をかけたにもかかわらず躊躇のない編集が入り動画の再生時間はいつもとほぼ同じ5分30秒。この辺りに「分かっている」感が見て取れるざます。

キングコングもガリットチュウもはじめしゃちょーを超える収入は出せない

さらに言えばキングコングもガリットチュウも「下ネタ」を多く用いているざます。これは雑誌に例えれば「週刊大衆」や「週刊ポスト」と同じ扱いになるざます。そういった雑誌には、大手のスポンサーはイメージダウンを恐れ広告を載せないざます。

つまりキングコングもガリットチュウも流せる広告が限られるはずで、ユーチューブからの評価も低くなっているざます。ママは別の記事(➡はじめしゃちょーの謎を解き明かしつつ将来性を考えたざます)で、はじめしゃちょーが就職をしないなら、将来はプロの芸能人に攻められ大変なるのではと将来性を心配する内容を書いたざます。しかし、吉本興業のタレントの現在の攻め方を見ると、はじめしゃちょーが有利なのかなとも思ったざます。(ママ)

ユーチューバーの現在の構造

ありがとうございます。ママの記事を読んで、現在のユーチューバの置かれている現状が理解できた気がします。

・ユーチューバの現状 … 登録者数が50位くらいでないと生計が立てられない。市場規模がまだ小さい。
・芸能界の動き … 各事務所のトップから中堅の芸能人は、テレビや雑誌媒体の方が収益になるのでユーチューブを静観。現在あまり売れていない芸能人がユーチューバーとして参戦。
結果 ユーチューブに絞り視聴者の特性に慣れているユーチューバーが圧勝。

ユーチューバーの動画の視聴者は小中学生が多く、お菓子業界、おもちゃ業界、ゲーム業界を除いてはユーチューバーにまだあまり期待していないと言えるかもしれません。若干のスポンサー離れが起きたせいか、最近は動画再生の報酬が下がっているという噂もあります。だからといって「餅は餅屋」で生半可な決意で芸能人が臨んでもユーチューバーにはかなわない。ユーチューバーを馬鹿にする人も一定数存在しますが、なかなかどうして決して馬鹿にはできないひとつの「業界」を作りつつあるような気がしました。

(貿易会社広報部)

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 -ネット文化とメディア批評

  Comment

  1. 匿名 より:

    ママ、非常に公平に客観的に分析していて読み易い。
    ジャイアンも論破出来ると思うよ。

  2. ママ より:

    たけしさんにはかなわないざます。

  3. tsu-san より:

    始まり方と終わり方もTVっぽくなっているのも原因なのでは?と思います。

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