ヒカキンvsはじめしゃちょー比較 視聴者は小学生?知名度高く広告上手なのは
代表的なユーチューバー、ヒカキンとはじめしゃちょーの知名度や視聴者層を比較しどちらが宣伝上手か調査しました。ユーチューブの視聴者は小学生ばかりと言われていますが実態はいかに?(貿易会社広報部担当記事)
ヒカキンvsはじめしゃちょー比較 視聴者は小学生?知名度高く広告上手なのは
ヒカキンとはじめしゃちょーの知名度の差は?
✔ 世間一般にはユーチューバーと言えばヒカキン、ヒカキンと言えばユーチューバという認識です。しかしユーチューブチャンネルの登録者数は、HikakinTVが約275万人、はじめしゃちょー(hajime)が約262万人と意外なほどの僅差です(2016年1月中旬)。
✔ またチャンネル登録者全員が頻繁に動画を見るとは限りません。例えば2015年の5月のある時期の調査では以下の様な再生回数になっています。
ヒカキン
375,909回…ゾクゾクくる!? 癒しのヘッドスパやってみた!
818,815回…麻酔でしびれた口でビートボックスにチャレンジ!
932,881回…小島瑠璃子さんに洗顔してもらった!OXYイベント!
522,907回…ローソンの狼煙監修カレーまぜそばがウマすぎる!
482,869回…混ぜるとアロエヨーグルト味!? 贅沢ヨーグリーナ+いろはすアロエ!
はじめしゃちょー
54,635回…【母の日】感謝を込めて…
813,284回…もしオレが江戸時代にいたらこんな感じだと思う。
936,103回…真夏の環境でも涼しくいられる方法
894,009回…ポテチ500袋当選者発表!
1,091,565…大御所YouTuber?このオレがぶっ潰す
データ ヒカキン嫌い?ステマ・面白くない・顔が (>_<)~人気低下3つの理由~
時期によっては2人の差は縮まりますが、全体としてはじめしゃちょーの動画の方がよく見られているのが最近の特徴です。2人ともうまくいけば80万人程度の再生回数が見込まれますので、タイアップの広告主としては魅力的な数字です。
✔ しかしその80万人の中身が小学生や中学生では(商品にもよりますが)意味がありません。
増加傾向にあるスマホからのユーチューブ利用者では、多くの企業が関心を持つ34歳以下の女性の利用者は29%ほどです。しかしこれはユーチューブ全体のものであり、ユーチューバーの視聴者層は明らかにされていません。
ユーチューバーを見ているのは小学生だけ?
出典:http://www.rbbtoday.com/
✔ ユーチューバーを見ているのは小学生が中心だと考えている人が多くいます。その根拠はファン向けのイベントに想像以上に小学生が集まるからです。
✔ そして「ローソンの狼煙監修カレーまぜそばがウマすぎる!」「混ぜるとアロエヨーグルト味!? 贅沢ヨーグリーナ+いろはすアロエ!」といったタイトルがそのイメージに拍車をかけています。大人が見る可能性が少なく、中学生を中心とした年代に「ささる」コンテンツが目立つからです。
✔ ユーチューバーの元締めであるUUUM(ウーム)株式会社が視聴者層について公に言及しないため、上の観測をもとにネット上に記事をアップしているブロガーも存在します。
企業はもっと賢かった
出典:HikakinTV
✔ しかし印象で判断しがちなネットユーザーに対し、UUUM(ウーム)株式会社から数値提供を受けてで判断する各社は、冷静にユーチューバを使い分けています。
音楽配信サービスAWA … ヒカキン、はじめしゃちょー、セイキン(ヒカキンの兄)、アバンティーズ(埼玉出身の4人組)など登録者数が多いユーチューバーを使っている。
シーブリーズ … はじめしゃちょー(イケメン)、Kumamiki(原宿系)、木下ゆうか(美人フードファイター)など中高生受けしそうなユーチューバーを決め打ちしている。シーブリーズが中高生を狙っていることは、公式サイトを見れば明白。男女に偏らせたくない意図も見える。
脂肪ゼロヨーグルト(トップバリュ) … ヒカキン、セイキン、Kumamiki(原宿系)を使っている。女子狙いというよりも視聴者の数でセレクトしているようで「ギリシャヨーグルト」の認知拡大が狙いかも知れない。
バーミヤン … 木下ゆうか(美人フードファイター)だけを使っている。単刀直入に食べ物に関心がある男子が狙い。
イッツデモ(女性向けファッションストア) … メイク、ネイル、ファッションの情報を発信するsasakiasahiだけを使っている。狙いは明白。
✔ このように世間の「小学生しか見ていない」という固定観念とは裏腹に、企業はターゲットを絞った賢い利用法を考えているようです。
ヒカキンvsはじめしゃちょー 広告向けはどちら?
✔ ヒカキンもはじめしゃちょーもとにかく視聴者数が多いという点が特徴です。ユーザーの年齢、性別、趣味などを絞らない企業に人気です。
✔ ヒカキン、はじめしゃちょーの双方にCM(ネイティブアド)を依頼した音楽配信サービスAWAの紹介動画を比較します。ヒカキン、はじめしゃちょーそれぞれ、最も多く再生されたのは以下の動画です(2016年1月26日現在)。
・ヒカキン
好きな曲熱唱してみた!ヒカキンオススメ曲紹介!【AWA】
231万4494回再生 1万3268いいね 5213ブーイング
・はじめしゃちょー
はじめ、大好きなアイドルに会ってみた【AWA】
187万1569回再生 1万4285いいね 1387ブーイング
結果はヒカキンの方が再生されています。しかしいいねの数を見るとはじめしゃちょーが僅差で上回り、ブーイングはダントツで少ないことが分かります。
✔ この結果を見れば多くの広告主は「はじめしゃちょー」を評価するでしょう。この差を生んだ要因は3つあります。
・ヒカキンはユーチューバーの代表格であり、やっかみを受けアンチをある程度抱えるのは仕方がない。
・はじめしゃちょーは、ヒカキンが広告主非表示のステマの疑いをかけられていた時期からスポンサー表示を徹底。さらに「飲んでみた」「食べてみた」のような安易な企画がなく、宣伝であっても一工夫を重ねていた。
・はじめしゃちょーは動画のなかでの発言などが非常に穏やかで慎重。視聴者を問わず良いイメージを与えている。
以上からはじめしゃちょーのアカウントの方が広告の効果は大きいと思います。広告はタレントのイメージが全て。その点で努力してきたはじめしゃちょーは広告向きです。
少し踏み込んで予測を立てると、本人が恐らく「宣伝」に対する罪悪感を持ち少しでも企画として整えようと考えていることがポイントになります。はじめしゃちょーは学力優秀と伝えられます。エンターテイナーに学歴は無関係ですが、社会のシクミへの理解、良いことと悪いことの区分けのセンスなどは、学があることが背景にあるのか知れません。
(貿易会社広報部)
はじめしゃちょーの謎(本名 大学 留年 彼女)を解き明かしつつ将来性を考えたざます
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