フジテレビ視聴率不振と不人気　過去の記事

フジテレビの歴史　…　２４歳〜５３歳（〜２０１０年）まで２９年もの好調期を謳歌したが、５４歳〜（２０１１年）から不調期に。

詳細　➡フジテレビ 視聴率低迷でオワコンの危機〜５４歳・終わりまでの歴史〜

フジテレビ低迷の理由（１）　…　画面を一瞬見ただけで漂いチャンネルを変えさせる「消せないバブル臭」。

詳細　➡フジテレビ視聴率低迷で危機　本当の原因・理由（１）「消せないバブル臭」

フジテレビ危機の理由〜そこに私はいません〜

フジテレビの番組作りの問題点は「そこに私がいないこと」ざます。

例えば朝１０時台の情報番組「ノンストップ」。定期的に海外セレブの情報が流れますが、どのくらいの人が食い入るように見ているんざましょうか？（ママぐらいざます）好景気やバブル期ならともかく、現在は海外セレブに対する熱はとっくに冷めているざます。さらにコメンテーターの神田うのが庶民感覚を無視した場違いな発言。

「ノンストップ」の視聴者がときどき思うことは、テレビ画面のなかに私がいない、私の生活感が無視されているということざます。

もちろん「ノンストップ」はフジテレビ番組のなかでは庶民の生活をよく研究している方。生活密着のコーナーや特集も多く視聴率は悪くはないざます。午前中に獲得した視聴者を、お昼の「バイキング」が減らし、午後の安藤優子キャスターの「直撃ＬＩＶＥグッディ！」で閑古鳥。夜は壊滅が最近の流れざます。

しかし比較的好調な「ノンストップ」ですら視聴者不在の時間帯は存在し、フジテレビの「空気読めない病」の根深さを感じるざます。

フジテレビ危機の理由　目上の人の話を聞かない視聴者が増えた

以前はテレビの芸能人の話をありがたく拝聴する視聴者が多かったざます。しかし、アイドルが松田聖子・中森明菜からおニャン子クラブ・ＡＫＢと庶民化し、プロの芸能人が素人ユーチューバーにあおられるのが現在。何かがあっても評論家でなく、ネットの意見（２ちゃんねる、ツイッターの反応）をまず確かめる人が増えているざます。

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例えばファッションや美容に関しても、テレビでそれに詳しい神田うのの意見を拝聴しようという人は減っているざます。もはやほとんどの情報はインターネットで手に入るざます。居間に腰かけて貴重な情報源であるテレビをつけ、上から目線の芸能人や評論家のご宣託を聞こうという人は激減。

フジテレビはファッションや美容に詳しいからと神田うのを起用しているのだと思いますが、彼女が上から目線になればなるほど、視聴者は疎外感を感じ「そこに私はいません」と感じるようになるざます。

フジテレビ危機の理由　タレントに頼る番組制作の限界

フジテレビは長らくタレント重視の番組制作をしてきたざます。視聴率低下が言われながらなかなか「笑っていいとも」を打ち切りにできなかったのもタモリさんへの気遣いが過ぎたと言われているざます。また視聴率低下が言われているとんねるずをなかなか切れないのものフジテレビ。「とんねるずのみなさんのおかげでした」は視聴率をじりじり下げながらもいまだに続いているざます。

フジテレビは、人々がタレントを求めているといまだに誤解しているざます。たけし、さんま、タモリのお笑いＢＩＧ３。とんねるず　ウッチャンナンチャン　ダウンタウンの新ＢＩＧ３？。これに次ぐ存在を待ち構えているのがテレビ業界、とくにタレント依存の傾向が強いフジテレビざます。確かにマツコデラックスや有吉弘行が後に次ぐ存在ざんすが、彼らの特徴は一見毒舌風の視聴者目線。決して自らのキャラクターを押し出す上から目線のタレントではないざます。

視聴者が求めているのは、庶民的なアナウンサーや二流程度のタレントざます。上から目線の芸能人や評論家のご宣託を聞こうという人が激減したなか、自分の鏡のような存在を求めているざます。したがって、かつてのようなテレビタレントの隆盛の再現はなし。その幻想を追い求めて、神田うのをキャスティングしておけばファッションと美容は問題なかろうなどと間が抜けたことを言っているのがフジテレビざます。

フジテレビ危機の理由　まとめ

・そこに私はいません　…　フジテレビの番組を見ても、自分と無関係な世界が広がっている。フジテレビは私を見てはくれない。

・目上の人の話を聞かない視聴者が増えた　…　フジテレビは視聴者の生活感をつかみ対等な目線での情報提供が苦手。

・タレントに頼る番組制作の限界　…　タレントのキャスティングあり番組制作はスタート地点が誤っている以上、どこまで煮詰めてもずれた番組になる。

ママが言うのも何ざますが、フジテレビは庶民の生活感をつかみタレント業の変質をつかむ必要があるざます。

（ママ）