セカオワの事務所を管理する「アミューズ」が紅白でセカオワ×サザンでぶちかました驚愕のメッセージとは

セカオワが２０１４年１２月の紅白歌合戦で歌った「ドラゴンナイト」。兵士を思わせるコートとトランシーバーを見て「反戦歌」では？と感じた人もなかにはいたようざます。この時はボーカルの深瀬自身が１０月にツイッターで「日常の仲たがい」がテーマだと思わせるツイートをしていたこともあり、あまり話題にならなかったざます。

ただ、翌年の２月に発売された単行本「世界の終わり」の２００ページ目に戦争、トラブルの双方を許容する発言が掲載されたこともあり、やはり反戦歌という捉え方もできるのだという声も増えてきたざます。２０１４年４～６月に行われたライブ「炎と森のカーニバル-スターランド編-」は、一部戦争がテーマになっていたように、セカオワは「死」と並んで「戦争」をテーマにしているバンドざます。

詳細　→　セカオワ「ドラゴンナイト」はイスラム国を意味しているのか   

紅白はセカオワをサザンと連動させてアミューズ事務所が議論を仕掛けたのでは？

紅白直後に話題になったのは同じアミューズ事務所系でもサザン（＝サザンオールスターズ。「愛しのエリー」などのヒット曲）方だったざます。

教科書は現代史を
やる前に時間切れ
そこが一番知りたいのに
何でそうなっちゃうの

「ピースとハイライト」作詞：桑田佳祐

これは多くの中学や高校の「日本史」の授業で、二度の大戦など現代史（近現代史）の授業を「時間がなくなった」という理由で早送りしてしまうことを指摘しているざます。

なぜ日本の中学や高校では二度の大戦を十分に教えないざましょうか？

これは２００５年に町村外務大臣がＮＨＫの番組で述べたことがヒントになるざます。番組内で町村外務大臣は、中学や高校の先生が大戦を扱うと極論になってしまうので困るという趣旨の発言をしたざます（昔の社会の先生は今よりも政治的に過激だったざます）。政府の側に危惧があって、現在でも学習指導要領は近現代史の時間を短くしているざます。

都合のいい大義名分（かいしゃく）で
争いを仕掛けて
裸の王様が牛耳る世は…狂気（Ｉｎｓａｎｅ）

「ピースとハイライト」作詞：桑田佳祐

多くの争いが、実は欧米の大国が自国の産業を守ったり石油の権利を獲得するために、なかば仕掛けられたものではないかという疑問を提示しているざます。

例えばアメリカの同時多発テロ（９１１事件）も一部には、アメリカの見逃し説（直前に察知していたが防止策を取らず、想像以上の被害になってしまった）もあるざます。

出典：http://worldpublicopinion.org/index.php（英語サイト）

世論調査ではドイツ人の２３％、フランス人の８％など少数ですが、見逃し説を支持している人がいるざます。

９１１事件の後、アメリカは主犯を「アルカイダ」として支援したイラクを攻撃したざます。結果的にイラク内のバランスは崩れ、アルカイダはイスラム国に発展して今の状況に至るざます。９１１事件をアメリカが仕掛けたとはママは思わないざますが、少なくともイラク戦争が今の「狂気（Ｉｎｓａｎｅ）」を招いていると言えるざます。

出典：２０１４年ＮＨＫ紅白歌合戦

２０世紀で懲りたはずでしょう？
燻（くすぶ）る火種が燃え上がるだけ

色んな事情があるけどさ
知ろうよお互いのイイところ！！
（中略）
愛することを躊躇（ためら）わないで

「ピースとハイライト」作詞：桑田佳祐

サザンの歌った「ピースとハイライト」は明らかに反戦歌だったざます。

紅白で中継されたサザンのライブについては「登場時のひげのコスチュームがヒトラーを意味しているのではないか」「（中継前後のライブ会場で）紫綬褒章（しじゅほうしょう＝皇室から授与される勲章）を粗末に扱った」とのことで、１月になってネット上で大炎上したざます。ただ、ひげのコスチュームはそういう意図はなく、紫綬褒章については段取りが狂い雑な扱いになってしまったというのがサザン側の見解で、アミューズ事務所と連名で謝罪したざます（お詫び内容はこちら）。

しかし、アミューズ事務所もサザンも「平和を願う純粋な気持ち」「平和を希望する意図」を強調し、歌詞の内容については一言も撤回しなかったざます。いろいろな意見があると思うざますが、ママはこれは立派な態度だったと思うざます。

セカオワのドラゴンナイトは反戦歌の演出

出典：２０１４年ＮＨＫ紅白歌合戦

終わりの来ないような戦いも今宵は休戦の証の炎をともす
人はそれぞれ「正義」があって、争い合うのは仕方ないのかも知れない
だけど僕の「正義」がきっと彼を傷付けていたんだね

「Dragon Night」作詞：Fukase

ご存知のように「ドラゴンナイト」は明らかに反戦歌の演出で歌われたざます。

セカオワとサザンのメッセージは全く同じ

「色んな事情があるけどさ　知ろうよお互いのイイところ！！」（サザン）

「人はそれぞれ『正義』があって、争い合うのは仕方ないのかも知れない　だけど僕の『正義』がきっと彼を傷付けていたんだね」（セカオワ）

比べてみればサザンとセカオワのメッセージは明らかに同じざます。これは紅白に先立ってアミューズ事務所が、反戦をテーマに２つの歌を世間の話題にさせようと仕組んだ可能性が高いざます。２０１４年末の時点ではセカオワは今ほどは認知されていなかったざます。

一方サザンは３１年ぶりの紅白出場で話題沸騰だったざます。アミューズ事務所としてはまずサザンを引っ張り出す代わりに、ヒット曲がなく落選濃厚だったポルノグラフティを押し込んだと思われるざます。

詳細→　紅白のジャニーズ枠は多すぎたか？事務所枠争いとサザン出場の裏事情

さらに溜めに溜め３１年ぶりに出演させるサザンの有効活用として、これから売り出したいセカオワとメッセージをリンクさせ人気を炎上させようと考えた可能性が高いと思われるざます。

結果的に、サザンは歌詞よりも「ひげ」「 紫綬褒章（しじゅほうしょう）」が注目され、セカオワは「トランシーバー」と「ドラゲナイという発音」が注目されるという残念な結果に終わったざます。アミューズ事務所の人もここまで歌詞が読まれていないとは考えもしなかったと思うざます。

ちょっと辛口で失礼するざます。２組のアーティストが平和という思いを込めて作った歌詞よりも「ひげ」や「トランシーバー」が注目されているようでは、この国の国民は今後平和に暮らし続けることは難しいとママは思うざます。（ママ）