セカオワ「炎と森のカーニバル」の歌詞の意味をママなりに解釈したざます
2015/05/20
セカオワ「炎と森のカーニバル」の歌詞の意味にスネちゃまが頭を悩ませていたざんす。
セカオワ「炎と森のカーニバル」の歌詞の意味をママなりに解釈したざます
セカオワ 炎と森のカーニバルの歌詞の意味
スネちゃまが「炎と森のカーニバル」の歌詞の意味がわからなくて困っていたざますから、ママが年の功で解説するざます。ドラゴンナイトの歌詞についての記事でも書いたざますけど、歌詞の意味の取り方についてはさまざまな議論があるざんす。
・作者の構想のみを唯一の正解とする立場
・聴き手の解釈の多様性を認める立場
「炎と森のカーニバル」は作詞者の構想がはっきり公開されているざんすから、まずそこを確認するざます。
①作詞者深瀬慧の構想による「炎と森のカーニバル」の主題
出典:SEKAI NO OWARI CHANNEL公式動画
炎と森のカーニバルがそうですよRT @sekaowa_masami: @fromsekaowa 今の彼女さんとの曲は書かないのですか?
— Fukase(SEKAINOOWARI) (@fromsekaowa) 2014, 7月 16
こちらは有名ざんすからわざわざ紹介するのも気が引けるざますけど、深瀬ちゃまは自ら「炎と森のカーニバル」は今の彼女との歌だとツイートしているざます。
後半に「人ごみの中、離れないように(中略)この君の手を離さないと、僕は決めたんだ」とあるざます。このなかの「君」というのは当然今の彼女を指しているざます。
ただ、少し気になるのは「人ごみ」というものが二人の仲を引き裂くものとして設定されていることざんす。ここからはママの個人的な考えざんすけど、深瀬慧も彼女も芸能人ざんすから、マスコミ、アンチ、場合によってはファンの様々な発言が二人を引き裂くことになるかもしれない。そうならないように努力したいという宣言の可能性もあるざます。
また、歌詞に「人目を気にしてキスをした」とあるざますけど、町中や電車の中などでなくパーティー会場なら人目を気にする必要はない訳ざんして、これは芸能人の恋愛を歌っているからかもしれないざます。
ちなみにこの曲の原型はずいぶん前に一度完成していたざます。深瀬氏がアイスクリーム屋でアルバイトしていた時に、表面上は悪口を言い合っていたのになぜか交際する夢を見たこともあった女の子のことがきっかけになっていたざます。その後歌詞はリライトされているざます。
②魔法使いは誰か
ここからはママの主観的な解釈を説明するざます。「炎と森のカーニバル」には魔法使いが出てくるざます。魔法使いは「この恋は秘密にしておくんだよ、さもなければこの子の命が危ない」と言うざます。
この魔法使いについて深瀬慧は
「魔法使い」も何かの比喩で……まあ、僕の遊び心です(笑)。
と発言しているざます。この魔法使いが実在の人物だとすれば、この恋のことは決して口外してはならないとアドバイスした人物がいるということかも知れないざます。Saori(キーボード)かもしれないし、セカオワの事務所(TOKYO FANTASY)の社長かもしれないし、彼女の事務所(アソビシステム)の社長かも知れないし難しいところざます。
魔法使いを含めて歌詞に出てくる人物が何を象徴しているか考えてみたざます。
・君……彼女
・ミイラ男……死の象徴だが、この歌詞では「非日常」を強調するモチーフ
・魔法使い……Saori/どちらかの事務所社長/ほかの誰か
・この子(=君)……彼女
・悪魔のDJ……この歌詞では「非日常」を強調するモチーフ
・BARのロボット……東京では比較的有名なロボットレストランの美女ロボットのようなものか?特定の人物でなく町中の美女を象徴
・シンデレラ……「貧しい少女」などの比喩は持ち込まれておらず、この歌詞では「非日常」を強調するモチーフ
③「さもなければこの子の命が危ない」とはどういうことか
万一世間に知られれば、まだ21歳の彼女の芸能人としての人気が危ういということかもしれないざんす。しかしながら、彼女のことに関して次の3点の疑問があるざます。
・過去に複数の恋愛が発覚している
・「私はアイドルじゃないから(恋愛)自由だよ」とツイートしたことがある
・もともと女性ファンが多い
いまさら恋愛が発覚しても人気には影響がそれほどないと予想されるざますから、セカオワに多いアンチによる批判などを危惧していた人物がいたのかも知れないざます。(ママ)
中二病かそれとも秀逸か 「炎と森のカーニバル」の作曲構成
出典:公式動画
スネ夫くんのママが作詞方向の話を書いてくれましたので、こちらでは作曲方向から攻めてみます。ママが以前に小説や音楽に必要なものについて書かれています。
・読む(聴く)人の時空(時間と空間)を捻じ曲げて一瞬で遠いところへ連れて行くもの
これがあらゆる芸術作品(特に小説や音楽)の本質です。しかしながら、いきなり聞いたことのない楽器の音が鳴ったり、例えば火星が舞台で火星人が主人公の歌詞では、無理がありすぎて誰も「遠いところに」は誘(いざな)われないことは言うまでもありません。
「炎と森のカーニバル」を中二病、低レベルと評する人もいますが、この曲は日常から非日常(遠いところ)への誘導が極めて丁寧です。まず冒頭に流れてくるブラスバンド風のイントロを聴いてみてください。ここは身近な感じあるいは懐かしい感じを抱くと思います。なぜなら、この雰囲気は誰しもが幼いころ遊園地や学校の運動会で聞いたことがあるサウンドだからです。冒頭で聴き手の身近に立ち徐々に引き込むような導線が張られているのです。
同時に歌詞のほうも「YOKOHAMAにある遊園地」の「非常口」という極めて日常的な場所から聴き手を誘導していきます。歌詞や曲調には独自のものがありますが、イントロと導入の歌詞で非常に丁寧に導線が張ってありますので、誰しもが戸惑うことなく「遠いところ」へ導かれる仕組みになっています。
昔の歌で「上野発の夜行列車降りたときから青森駅は雪の中」から始まる津軽海峡冬景色(石川さゆり・ホリプロ→個人事務所)という歌があります。
都会に住む人の目線で言えば、上野駅の夜というイメージがわきやすい状況から、一気に青森まで飛ばし東京ではめったに降らない雪の世界へ聴き手を誘い込むのです。
・読む(聴く)人の時空(時間と空間)を捻じ曲げて一瞬で遠いところへ連れて行く
これはどの国でもいつの時代でもヒット作品の鉄則です。いかにさりげなく短時間で「飛ばす」ことができるかが勝負になります。セカオワについては一見したイメージから中二病、低レベルといったイメージを持つ人もい多いようですが、深瀬慧が実は様々なことを「分かっている」可能性が濃厚です。
たまたま売れたという感じはしません。だからこそサザンや福山雅治を擁するアミューズ事務所が力を入れているわけです。アミューズの能力については次の過去の記事をご覧いただきたいのですが、アミューズ事務所が売り出すべきアーティストを間違う可能性は小さいです。
さらにご存知の方も多いと思いますが、「炎と森のカーニバル」ではギターをカットして大太鼓を、バスドラムの代わりに花火を実録した音源を使用しています。これは日本人が心の奥に持っている感覚に訴えるのと同時に陳腐化を避けています。深瀬慧は「分かっている」可能性が大きいです。大学は出ていませんがこの人は頭がいいはずです。
(貿易会社広報部)
セカオワ(SEKAI NO OWARI)がメジャーデビューしたあとのシングル
1 | 2011年8月17日 | INORI(未作成) |
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2 | 2011年11月23日 | スターライトパレード(未作成) |
3 | 2012年5月30日 | 眠り姫 |
4 | 2013年5月1日 | RPG |
5 | 2014年1月22日 | スノーマジックファンタジー |
6 | 2014年4月9日 | 炎と森のカーニバル |
7 | 2014年10月15日 | Dragon Night |
その他(シングルでない曲、インディーズ時代のシングル、共演曲)
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[…] セカオワについては一見したイメージから中二病、低レベルといったイメージを持つ人もい多いようですが、深瀬慧が実は様々なことを「分かっている」可能性が濃厚です。 アミューズの能力については次の過去の記事をご覧いただきたいのですが、アミューズ事務所が売り出すべきアーティストを間違う可能性は小さいです。 [引用元] セカオワ「炎と森のカーニバル」の歌詞の意味をママなりに解釈したざま… […]