武藤貴也議員の買春疑惑を文春が報道~売春防止法違反なのか~
2015/09/23
武藤貴也議員の売春疑惑を文春が報道したざます。
武藤貴也議員の買春疑惑を文春が報道~売春防止法違法違反なのか~
武藤貴也議員の売春(買春)疑惑を文春が報道
8月27日発売の週刊文春が、武藤貴也議員が19歳の男性を“買春”していたと報じたざます。出会い系サイトで知り合い、武藤議員と1回2万円で性交渉を行ったと19歳の少年が証言したざます。
武藤貴也議員は未公開株にかかわる金銭トラブルに続き、さらに「悪いこと」をしたとのイメージですが、これは本当に悪いことなのかよく吟味する必要があるざます。
法律を見てみると、売春防止法の第1条は法律の目的を以下のように決めているざます。
第一条 売春を助長する行為等を処罰するとともに、……売春を行うおそれのある女子に対する補導処分及び保護更生の措置を講ずることによつて、売春の防止を図ることを目的とする。
この法律では相手方が女子に限定されているざます。したがって武藤貴也議員の行為は違法ではないざます。
さらに児童買春・児童ポルノ禁止法違反を見るとこの法律では児童を「女子」に限定していないざます。しかし以下のようにあるざます。
第二条 この法律において「児童」とは、十八歳に満たない者をいう。
武藤貴也議員は大学は外国語学部、大学院は公共政策教育学部で法律の専門家ではないざます。しかし国会議員はいやしくも「国権の最高機関で唯一の立法機関」である国会の一員。法を作る立場の人間が法を学んでいないはずはなく、今回の事件は「19歳男子」ときっちりと法の埒外(らちがい)に留めているざます。
武藤貴也議員の売春(買春)疑惑に報じる価値はあるのか
文春が報じた武藤貴也議員の売春(買春)疑惑。これはニュースとして報じる価値があるんざましょうか。未公開株にかかわる金銭トラブルはまた別の問題ざます。
「来月新規公開株の取引の話があり、最低でも2倍になると言われています。内々で俺に取引を持ちかけてきているのだけど……」これは武藤貴也議員が知人に出資を持ちかけたLINEの文面ざます。値上がりが確実な株を国会議員が引き受けるということは、直接的な見返りを期待していようがそうでなかろうが利益供与(わいろ)に近いものざます。国会議員は国民の意志と自身の良心のみを基準として行動すべきもの。金儲けの話に乗ることは絶対に避けるべきものざます。
週刊文春は売春(買春)疑惑を報じたひとつ前の号でこの未公開株の一件に関して、「値上がり確実な未公開株が国会議員にーーと言えばリクルート事件を彷彿とさせる」と厳しく追及しているざます。この意義ある追及と比べると、今回の法の範囲外のプライベートな部分の追及はあまりパッとしないものだと言わざるを得ないざます。
(ママ)
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