武藤貴也議員のゲイ買春を文春が報道～売春防止法違法違反なのか～

8月27日発売の週刊文春が、武藤貴也議員が１９歳の男性を“買春”していたと報じたざます。ゲイ向けの出会い系サイトで知り合い、武藤議員と１回２万円で性交渉を行ったと１９歳の少年が証言したざます。

以前の記事で①売春防止法は女子に限定しており今回の件は無関係、②児童買春・児童ポルノ禁止法違反では１８歳以下に限定しており無関係。以上の法律上の事実を確認したざます。

武藤貴也議員のゲイ買春を文春が報道～売春防止法違法違反なのか～

武藤貴也議員の行動は「悪」で週刊文春の報道内容に「意義」があるのか

武藤貴也議員の行動は「悪」で文春の報道に「意義」がある。これが文春の立場ざます。その点を検証するざます。

出典：週刊文春　９月３日号（文藝春秋社）

・「どのニュースでも彼の顔が映っているのを見て、彼について話さなくてはと思いました（要旨）」

少年が文春に今回の件を告発した理由の弁ざます。今回の買春は辞書的な意味では買春かもしれないですが、上述のように法律には触れない問題ざます。もし公人の買春をその都度批判していくなら、多くの殿方が歌舞伎町などで遊んでらっしゃるのはどう考えればよろしいざましょうか？２５歳ならセーフ？２２歳なら？２１歳で相手が学生ならＮＧでそうでなければＯＫ？２０歳の誕生日の前日はＮＧで当日ならよい？

非常にあいまいな点が多いざます。１９歳という響きから批判する向きも多いですが、個人的な行動の範囲と考えることもできるざます。渋谷区が同性婚を認めたように、一概に同性だから「悪」とは言えないのが現状ざます。唯一「議員会館」を使用したというのが政治家としての資質の問題として残るざます。法律専門学校のLEC東京リーガルマインドによれば「議員事務所の使用は（中略）各種団体の事務室等に使用したり、宿泊に使用するといった目的外使用は禁止されている。」ということざます。文春はこの１点に限って追求すべきだったと思うざます。

・「掲示板で武藤貴也議員の誘いに乗った少年と逢瀬の後『びっくりドンキー』で食事。『議員なんでしょ？』と聞くと本人はあっさり認めた（要旨）」

感想としては意外に庶民的なレストランを使ったこと。また通常は隠すであろう議員という立場をあっさり認めたこと。これらは意外だったざます。

・「『お金がない！』と泣きつくと、三万円振り込んでくれた」「武藤貴也議員は掲示板しか出会いがないと言っていた（要旨）」

週刊文春は自民党の議員教育について追求してほしい

・「元日夜に武藤貴也議員は元日夜に少年を初めて赤坂の議員宿舎に招き入れた（要旨）」

上述のように議員事務所の使用は、宿泊に使用するといった目的外使用は禁止されているざます。「年始はマスコミもいないから」と武藤貴也議員は誘ったということざます。プライベートの行動で議員であることを安易に明らかにしたり、マスコミがいないからという甘い見立て。

武藤貴也議員はもともと公募で議員立候補しているざます。２００９年、滋賀４区で自民党公認予定だった岩永裕貴氏が父親の政治資金問題の影響により立候補を断念。自民党の全国公募に応募し演出されたざます。このいきさつから武藤議員はお金の問題（未公開株）に関してもっと慎重に行動すべきでしたし、自民党も純粋な民間人からの起用ですから議員としての行動をしっかり教育すべきだったざます。今回の未公開株の件も「買春」疑惑の件も、もちろん本人の責任も大きいざますが、自民党の党としての教育も不十分だったのではないかと考えられるざます。

・「武藤貴也議員は元日夜高級焼肉店に連れて行ってくれたが、信号無視などが違反があり『議員のプレートを置いておけば警察も見逃してれるんだよ』と発言した（要旨）』

やはり議員としての脇の甘さが続出するざます。文春は「武藤氏を公認し、議員に当選させた自民党の責任は重い」と結んでいるざます。

※上記は記事内容のごく一部ざます。ほかにも多くの情報が掲載されているざます。

（ママ）