尾木ママ嫌いも注目した「東大ママ佐藤氏」との初対決[週刊文春]
2016/02/17
尾木ママ嫌いも注目した「東大ママ佐藤氏との初対決」などが掲載された2015年12月10日発売の「週刊文春」の内容を紹介します。(貿易会社広報部担当記事)
尾木ママ嫌いも注目した「東大ママ佐藤氏」との初対決[週刊文春]
週刊文春最新号ピックアップ 尾木ママ 東大ママと初対決
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✔ 「灘→東大理Ⅲに3兄弟が合格 受験は母親が9割」 一流大学、大企業、出世というコースが崩壊して久しいですがいまだにこのような本が話題になるのは驚きです。東京や大阪では私立中学(中高一貫校)受験熱が高く、中学受験で子供べったりだった母親が、そのまま大学受験もサポートするという「残念な」様子がよく見られます。地方では反抗期の高校受験を挟みますので、そこで子離れが進むようです。
書籍「受験は母親が9割」の主なポイント
・親がしっかりサポートすればどんな子も東大に合格できる!
・子どもの教育に100%の力を注ぎ、家事は余力でほどほどに
・リビングに勉強机を置いて、生活の一部に勉強がある環境づくりを
・褒め方叱り方 良い時も悪い時も淡々と母はテンションを一定に保つ
・3歳までに絵本1万冊を読み聞かせる。歴史は漫画、地理は「るるぶ」。
✔ 最近の傾向として子供部屋でなくリビングで勉強させる家庭も多いようです。また極端に褒めても、極端に叱ってもいけない、これも正しいでしょう。
✔ 幼い頃の読み聞かせで国語力の土台は決まり、ほかの科目も自然に伸びると言われています。また「るるぶ」を使うのがユニークです。中学受験の地理は難しく、阿寒湖、摩周湖、洞爺湖、クッシャロ湖、サロマ湖は、場所のほか特徴も暗記する必要があります。
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✔ 具体的なノウハウや本の重要性についての言及は価値がありますが、どんな子も東大に合格できる!は言い過ぎですし、家事を投げ打って子供の教育に専念できるかは家庭によるでしょう。
✔ また、東大の2次試験では親が「宿泊先の確保」をすることが重要だと言います。多く大学受験生は自力で入試に臨みます。宿の予約も社会経験ですので、やや過保護に映ります。
✔ 佐藤ママは世間では批判されており「炎上ママ」と呼ぶ人もいます。しかし冷静に本の内容を読めば参考になる部分も多いようです。ただし明らかに過保護な面は子どもの成長にマイナスになる面もあるでしょう。
ママのご意見も頂きました。
尾木ママは東大に息子3人を合格させた佐藤ママをどう見る
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✔ 尾木ママはご自身のコラムで「偏差値至上主義の典型」「子どもの自立など全く意識していない」と厳しく批判。フジテレビの「バイキング」で直接対決となりました。週刊文春誌上における尾木ママのコラムを抜粋します。(週刊文春p104)
・反抗期、恋愛、お手伝いなどについて、議論が白熱し時間延長となった。
・佐藤ママの臆することのない図太さに驚いた。
・多く議論を交わしたが響き合う瞬間は全くなかった。
・母親の温もりがない「東大塾の塾長」タイプは珍しい。
・受験用問題集のチョイスなど受験指導のセンスは抜群。
✔ 子供を受験に向かう「頭脳」として鍛えるのではなく、お手伝いもさせ「全人」的に自立させ総合的な成長を促すべしとする尾木ママは東大ママに批判的です。また、いまだに東大史上主義という古い教育観にも到底納得がいかないようです。
週刊文春最新号 気になる見出しベスト5
出典:週刊文春公式サイト(2015年12月10日発売)
①尾木ママ 東大ママと初対決
②知ったましたか?エキストラバージンオイルは偽物ばかり
③あなたの年金があぶない!ハイリスク投資で約8兆円が消えた
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⑤ミシュラン一つ星「トリュフ」入りラーメン蔦(豊島区巣鴨)を4時間待ちで食べてみた